突然ですが質問。あなたは一日に何回トイレに行っていますか?

 一日に8回以上、夜寝ている間に2回以上行くという人は、もしかしたら頻尿かもしれません(8回以下でも自分でトイレが近いと感じている場合は頻尿の場合もある)。「夜中にトイレに行きたくなって目覚めることが増えた」「突然尿意をもよおして公衆便所に駆け込むことがある」「外出すると、常にトイレの場所を気にするようになった」なんていう人も可能性が……。
 
 頻尿というと、高齢者の方だけの話のように思えますが、実はそうでもありません。なんと40代の8人に1人は頻尿といわれているのです。 

●出産経験のある人、閉経後の人は注意

 身体のよぶんな水分や老廃物は、腎臓を通ってぼうこうにたまっていきます。ぼうこうは伸び縮みしやすい筋肉でできていて、しぼんだ状態から尿が溜まるにつれふくらんでいきます。その量、なんと600ccまでためることができるほど。半分ぐらいたまると脳に指令が伝わり、トイレに行って排尿が行われます。このとき、ぼうこうの排尿筋が収縮し、外に出していきます。

 通常、排尿筋はリラックスした状態ですが、筋肉が収縮してしまい、溜められる量が減ってしまったりすることもあります。これが「過活動膀胱」と呼ばれる状態で、トイレが近くなる原因のひとつと考えられ、身体の冷えなども関係しているといわれています。
 
 さらに女性の場合、尿もれもよく聞かれるトラブル。これは骨盤底筋のゆるみが原因と考えられます。わたしたちの子宮やぼうこう、直腸などは骨盤のなかに納められていますが、これらを支えているのが骨盤底筋。尿道口を締め、尿が漏れるのを防いでくれますが、骨盤底筋がゆるんでしまうと、この締め付けがスムーズに行かずもれてしまうのです。

 とくに出産を経験した人はゆるくなりやすいので要注意。妊娠すると赤ちゃんの重みを支えるために骨盤底筋が大きなダメージを受けてしまうのです。また閉経後は筋肉がゆるみやすくなることもあるから心配です。

●放っておくとオムツ生活の可能性も

 頻尿や尿もれは、年齢とともに進んでいきます。まあいいか、と放っておくと将来、おむつが必要になることもあるから心配です。不調を覚えたときに、早め早めに手を打っておくのが安心ですよね。

 これらにいいとされているのが、ヨガや骨盤底筋体操といったもの。さらに豆乳や豆腐など大豆製品に多いイソフラボンを日ごろからとるのも有効です。また冷えも頻尿を引き起こしやすくなるため、特に寒がりの人はケアをして身体を温めるようにするとよいでしょう。