いつまでも若々しく見られたいと考えている人にとって、薄毛の問題は深刻なようです。原因は、男性ホルモンが多すぎるという遺伝的なものや、ストレスを抱えすぎて起こる精神的なもの、また紫外線が毛根を傷つけるという外的要因もあるのだとか。

 しかし実は、ほかにも盲点ともいえることが原因の一つとして挙げられるのです。それは何かということ、シャンプーの選び方です。ドラッグストアなどで売っている市販のシャンプーは馴染み深いかと思いますが、薄毛に悩む人はその中身に注目しなければいけません。それは、もしかすると含まれている成分が薄毛の進行を早めている可能性があるからです。

●シリコン入りシャンプーには注意が必要

 今ではノンシリコンが主流になりつつありますが、まだ多くの商品に入っている「シリコン」。こちらが入っている商品は、薄毛に良くないといわれています。

 一般的にシリコンという成分そのものは、悪いものではないとされています。毛穴が詰まるというのはウソ。ゆすげば流れていくものですし、油の抜けた髪をつるつるにしてくれる効果もあります。髪をキレイにするためには必要な場合もあります。

 しかしながら、シリコンが入っているということは裏を返すと、それだけ洗浄力が高いともいえます。油が落ちますし、一見いいことのように思えますが、実は油を落としすぎてしまうことで頭皮に負担がかかるのだとか。基本的にシャンプーにはシリコンなどいらないといいます。よって、薄毛に悩む方はノンシリコンシャンプーを使うのがいいでしょう。

●改善されたラウレス硫酸だが薄毛にはよくない

 シャンプーの洗浄成分に「ラウレス硫酸」というものがあるのですが、これは界面活性剤の一種です。界面活性剤とは、水と油のようにもともとは溶け合わないものの間に働きかけ、その性質を変えるといったものですが、これは洗浄するために必要な成分で、必ずしも悪いものとはかぎりません。しかし、中には体に負担となるものもあるため、使用するには注意が必要なのです。

 「ラウレス硫酸Na」は、もともと洗浄力の高かった「ラウリル硫酸Na」が肌に悪影響をおよぼす可能性があることからその課題を改善するために開発されたもので、肌の奥まで浸透しないために安全ともいわれています。ただし、どちらも洗浄力は高く、敏感な方の肌を傷つけてしまうほどの洗浄力を持つものもあります。これは薄毛にはまったくいいものではありません。ラウレス硫酸フリーのものがあるので、探してみてください。とにかく、洗浄力が低いものがおすすめ。なんでも「強い効果があるからいい」というわけではないのです。

●リンスインシャンプーには手を出さないほうが

 さて、これまで油を落としすぎることの危険性について述べてきましたが、ほかに気をつけたいのは、毛穴を詰まらせてしまう可能性のある「リンスインシャンプー」。一度で洗髪をすませられるので便利ですが、こちらも薄毛の方には大敵なのだそう。

 リンスはもともと髪質を守るためにツヤをつくり保護するもので、コーティング剤が入っています。これがシャンプーとともに毛穴へ入ってしまうと、頭皮までコーティングされてしまうことになります。すると、シャンプーで落ち切らない皮脂がたまり、毛穴を詰まらせ、育毛に必要なたんぱく質を壊してしまうのだとか。薄毛の方は手を出さないほうがよさそうです。

●使いづらいものこそ薄毛の味方

 よく泡立ち、よく油が落ち、つやつやになる、という商品は、使って気持ちのいいものです。ですから何度も使いたくなるのはわかります。しかし、薄毛の問題に本気で立ち向かいたい方は、泡立ちも洗浄力もつや度もそこそこのものを使うのが髪のために、地肌のためになるのではないでしょうか。