今年4月から電気の購入先を自由に選べる「電力小売自由化」が始まりましたが、実際のところ本当に安くなるのでしょうか。安くなるとすると、いったいどれくらい安くなるのでしょうか。始まって約半年、どんなプランがあるのか具体的に迫ってみたいと思います。

●気をつけて!必ず安くなるとは限らない

 まず確認しておきたいことは、電気の購入先を変えたからといって必ず電気代が安くなるとは限らないということ。制度が導入される前は「今までより電気料金が安くなる!」というメリットが強調されていましたが、自分に合うプラン、合わないプランがあることを理解しておかないといけません。

 電子チラシ「Shufoo!」が実施したアンケートでは、電力会社を変更したのはたった6パーセントだったそうです。住んでいる地域によっても変わってきますが、小売り電気事業者数は300社以上。6パーセントしか変更していないのは、自分に合ったプランを見つけ出すのが難しいからかもしれません。

 様々なプランを比較するときに役立つのが電気料金比較サイト。「電力自由化 比較」などのキーワードで検索するといろいろ出てきますが、今回は国内最大級のエネチェンジをシミュレーションに使ってみました。

●使い方次第で15%以上の節約も可能

 世帯人数、ガスの利用状況、生活時間帯、現在の電気料金、郵便番号、今の電力会社やプラン名、電気代などを入力すると、最適なプランを提案してくれます。4人家族で電気代は月10000円の場合どうなるか調べてみたところ。



 電気代の割引額が最大だったのはミツウロコでんきの従量電灯Bプランで、年間約12000円の節約という試算になりました。約10パーセントの割引です。電気代以外のサービスを提供している事業者も多く、電気代の割引以外も含めると昭和シェル石油のホームプランがベスト。ガソリンの割引やギフト券のプレゼントなどを含め、年間約14000円節約となるようです。

 条件を変えて何度もシミュレーションしてみたところ、電気使用時間に偏りがあるほうがコスト削減効果が大きく、15パーセント以上節約できることもあるようです。というのも、特定の時間帯の電気代を安くするというプランがあるからです。また、電気をよく使う家庭のほうが割引の効果を実感しやすいのですが、逆に独り暮らしなどであまり電気を使わない家庭だと、それほど割引がない、あるいは乗り換えることで損してしまうこともあります。

 携帯電話との契約にひもづいてキャッシュバックされたり、プロバイダーの料金が割引になったり、事業者によって様々な“ニンジン”があります。ただ、そうしたサービスがあって各プランを単純に比較しづらいことが利用率の低さにつながっているのかもしれません。94パーセントの人が電力会社変更に二の足を踏む今こそ、一足先にお得なプランを探してみませんか?


<参考サイト>
・エネチェンジ
https://enechange.jp/