18日に放送されたAbemaTV『AbemaPrime』では、ふるさと納税をテーマに討論が行われた。

都市と地方の税収格差の是正を目的として誕生したふるさと納税。納税者が選んだ地方に住民税の一部を払うと、その地方の特産品が返礼品として贈られるが、昨今「返礼品の豪華さの勝負が激しくなっている」「税収格差の是正とは関係なく、ただギフトが欲しいだけ」などと問題視されることも。本当にふるさと納税は地方のために役に立っているのか?

明治天皇の玄孫で作家の竹田恒泰氏は「地方のためになっているに決まっていますよ。(返礼品である特産品を)食べてみて美味しいってなったら次にまた買ってもらえるわけです。反対意見の意味が分からない」と意見を述べた。

一橋大学大学院経済学研究科教授の佐藤主光氏は「地域間の格差是正というのは正しいとは思いますが、返礼品目当てになってしまっていて、じゃあ返礼品が無くなったらどうなのかが問題だと思います。この町のこの事業のために払うってことだったらいいのですが、(納税が)特産品を貰うためだけになっています」とふるさと納税の返礼品に問題があると意見した。

ここで竹田氏が「その町の魅力・特産物を手に入れて何が悪いんですか? みんなが知ってやっていけばいいじゃないですか」と反論した。

ふるさと納税は返礼品目当てになっており、納税になっていないのではないかと言われることがあると紹介されると、佐藤氏は「実態は納税です。ただ、納税に対して返礼がないのは普通じゃないですか」と発言。

さらに佐藤氏は「和牛とか特産品が問題だと思うんです。こういう商品は普通に売られていても買うと思います。特産品を1回知ってもらえて、2回目からも定期的に買ってもらえるならいいけど、そうなっていないんです」と続けると、経済アナリストの森永卓郎氏が「橋下徹さんが大阪市長だった時の返礼品知ってます? 橋下市長からの感謝状ですよ。そんなもんいらないでしょ」と反論した。


佐藤氏は「趣旨はいいと思います。ふるさと納税はある意味使うべきだと思います。寄付文化も良いこと」と一定の理解は示したが、やはり「返礼品に対しては議論の余地があると思います」と返礼品に問題があることを強調した。

慶応大学特任講師の若新雄純氏も「納税できるのが地元限定だったらいいと思うんですよ」とふるさと納税に理解は示したが、「返礼品があるとなると欲が出てしまい、ランキングサイトを見て、より良いものを探してしまうんです」とやはり返礼品に問題があると発言した。


最後まで、ふるさと納税の制度はよいが返礼品があることによっておかしなことになっているということが議論され、最終ジャッジの時間になった。

MCのケンドーコバヤシは「(ふるさと納税は地方のために)なっているということにします! メリットがあるのは確かなんですよね。何らかの改正は必要だとは思いますけどね」と締めくくった。