日本赤十字社和歌山医療センター(和歌山市小松原通)は20日、20代の女性看護師が結核に感染し、発症したと発表した。感染源や感染経路、感染時期などは分かっていない。センターや和歌山市保健所などは、発症中に看護師と一定時間以上接触した患者81人と職員153人を対象に健診し、感染拡大がないか調べる。

 住友伸一副院長や和歌山市保健所の永井尚子所長らが20日、センターで会見した。職員の健診はセンターが実施し、患者は住所地を管轄する保健所が実施する。結核の診断が確定した直前の勤務日から約3カ月前までの6月1日〜9月3日に、看護師が計8時間以上接触していた人が対象。

 対象の患者は、当時入院していた10代後半から90代の男女。和歌山市が56人で、ほか県内では海南、岩出、湯浅、橋本、御坊の各保健所管内が計18人。大阪府、京都府、三重県、徳島県が計7人。新たな感染者が見つかれば、健診対象範囲を拡大する。

 看護師が結核を発症したのは発熱やのど痛、せきが出た7月2日ごろとみられる。