和歌山県田辺市の市立4幼稚園のPTA役員らが「田辺市公立幼稚園の教育と保育の充実を実現する会」(木下幾晴代表)を発足させた。市立幼稚園の園児が減るのに対応し、市に3年保育の実施と預かり保育の充実を求めて署名活動を始める。

 市立幼稚園は上秋津、新庄、中芳養、三栖の4園がある。4園とも4歳児と5歳児の2年保育で、保育時間は午前9時から午後2時半まで。授業料とは別に利用料が必要だが、希望すれば水曜を除く平日は午後4時半まで預かり保育をしている。夏休みなどの長期休暇時は預かり保育をしていない。

 市内にある私立幼稚園3園や認定こども園2園はすべて、3年やそれ以上の保育を実施。預かり保育も、授業料とは別に利用料が必要だが、保護者の出勤時間に応じて午前7時や7時半から、夕方も5時や6時、園によっては6時半や7時までしており、市立と私立でサービスの格差が広がっている。

 21日の会合では、市に3年保育の実施と、平日の預かり保育の時間拡大や長期休暇時の実施、それらを実現するための職員体制の強化を求めるため、10月中に公園やスーパー前などで署名活動を始めることや、署名について地元の町内会に協力を求めていくことなどを確認した。