和歌山県すさみ町は、子どもの英語教育に力を入れる。参加を希望した小学生を対象にした教室が9月にスタート。保育所で園児が英語と触れ合う機会も8月から設けている。岩田勉町長は「すさみ町で暮らすことがアドバンテージになるよう、教育や子育て支援に取り組みたい」と話している。

 「ベリーグッド!」

 江住公民館でこのほど、町の外国語指導助手(ALT)ジョン・ウェルターさん(21)の声が響いた。児童を対象にした初めての教室だ。江住小の8人が参加した。

 ウェルターさんは写真を示したり黒板にイラストを描いたりして英単語を発音、児童が繰り返した。「走る」「泳ぐ」「飛ぶ」といった単語に合わせて体も動かした。

 6年生の下村海月さん(11)は「初めてだったけど、楽しかった。英語はちょっと苦手なので、この教室でうまくなりたい」と笑顔をみせた。

 小学生対象の教室は学年に応じて週1回、江住と周参見の両公民館でそれぞれ開く。町教委によると、町内3校の全145人のうち半数以上に当たる76人が受講することになっている。町教委は「希望者は想像以上だった」と驚いている。