国が昨年4月に始めた「子ども・子育て支援新制度」に伴い、和歌山県田辺市は市立幼稚園の授業料をそれまでの定額制から、所得に応じて5区分に分けた。2015年度から導入しており、18年度までの4年間で段階的に引き上げる。所得によって授業料が安くなる世帯もあるが、幼稚園に通う子どもが第1子の場合、推定年収が270万円を超す世帯では高くなる。最も所得の多い階層では最終的に1万1500円の引き上げになる。

 市立幼稚園の授業料は、14年度までは生活保護世帯などを除き所得やきょうだいの有無に関係なく月額5500円だったが、市は新制度に伴い、私立幼稚園の授業料などを参考に、最も所得の多い階層の授業料の上限を1万7千円に設定。4年間かけて段階的に引き上げる。

 最も所得の多い第5階層(推定年収680万円を超す世帯)は15年度が8千円、16年度1万円、17年度1万3500円、18年度以降は1万7千円と、定額制のころより最終的に1万1500円高くなる。

 一方、第2階層(生活保護世帯を除く推定年収270万円以下の世帯)は15年度から2千円。第1階層(生活保護世帯)は無料となっている。