和歌山県田辺市中辺路町高原、高原熊野神社(岩見洋二宮司)が取り組んでいた檜皮(ひわだ)ぶき屋根のふき替えなど本殿の修復が完了し、22日、作業に伴って遷座していたご神体を同神社に戻した。ふき替えは1996年以来20年ぶり。同神社では10月9日、本殿の修復完成祝いを兼ねた秋祭りを営む。

 同神社の本殿は室町時代の建立とされ、県の文化財に指定されている。国の名勝「南方曼陀羅(まんだら)の風景地」の一つでもある。

 修復は同神社が県や田辺市の補助も受け、県文化財センター(和歌山市)に設計監理を委託するなどして今春から取り組んでいた。

 本殿の修復作業では檜皮ぶき屋根のほか、正面の柱などにある彩色の修復にも取り組んだ。費用は約1400万円。