和歌山県水難救済会(木下吉雄会長)は26日、田辺海上保安部とともに印南町印南の印南漁港で「海難救助訓練」をした。巨大地震や津波発生を想定し、避難訓練や漂流者救助、支援物資の搬送訓練などをした。

 会に所属する地元の漁業者や海保職員、町職員、紀州日高漁協組合員ら計約40人が参加。同会紀南西部救難所の印南支所の漁船「岡本丸」と「優勝丸」の2隻、田辺海保の巡視艇「むろかぜ」を使用した。

 訓練では、地震の発生に伴い大津波警報が発令されたと想定。操業していた岡本丸が漁業無線で避難指示を受けて水深200メートルの海域まで避難した。警報解除後、入港途中で漂流者2人を発見し、船上から海上に浮輪を投げて救助した。

 また、地震により主要道路が寸断されて印南町が孤立したと想定。救援物資を積んだ巡視艇「むろかぜ」から漁業無線で輸送協力要請を受けた優勝丸が、漁港の沖合で救援物資10箱を受け取り岸壁まで運んだ。
<BR