和歌山県は、教育旅行を誘致する際に「学び」の要素をこれまで以上に強くPRしていく。今夏のセールスで和歌山ならではのメニューを紹介したところ、まずまずの反応があったという。県内の誘致組織などには26日付で新プログラム提案の協力を依頼。学習指導要領の改訂も見据え、取り組みを本格化させる。

 今夏のセールスでは、愛知、岐阜、広島、岡山の計91校を訪問。熊野古道の保全活動が歴史や環境の学習になる▽稲むらの火の館(広川町)や土砂災害啓発センター(那智勝浦町)の見学で防災知識を身に付けられる▽世界農業遺産「みなべ・田辺の梅システム」に触れることで梅干しの生産方法が分かる―といったメニューを紹介したところ、興味を示す学校が多かった。「和歌山をイメージしやすい」という意見があったほか、和歌山での滞在時間を長くしようと検討を始めた学校も出てきているという。

 こうした状況を好機ととらえ、県観光交流課は各町の教育旅行誘致組織や観光担当課に協力を依頼。「質の高い学び」につながり、「既存のパンフレットなどには載っていない」新しいプログラムを求めている。募った意見は11、12月に県が予定している近畿圏の学校や旅行代理店への営業活動に生かしたいという。