東牟婁振興局串本建設部の庁舎が、和歌山県串本町サンゴ台にある海抜約53メートルの高台に新築された。同町串本の海抜約3メートルの低地にある現庁舎から10月中に移転する。町土地開発公社が造成した公共施設用の災害対策用地への移転は、串本海上保安署などに次いで4番目でこれで最後となる。

 串本建設部の旧庁舎は海の近くにあるため、大地震に伴う津波で浸水する確率が高い。災害時には被災状況の情報収集や現地確認、通行規制などの現地対応と情報提供、応急復旧対策の指示などをする必要があり、現地対策本部としての機能を確保するため、2013年度に高台移転の事業化を決定。14年度に用地取得や設計業務をした。

 新庁舎は、鉄筋コンクリート2階建てで、建築面積約483平方メートル、延べ床面積約870平方メートル。旧庁舎とほぼ同規模で間取りもほぼ同じ、人員や業務内容も同じ。工期は2015年8月19日〜16年9月8日で、建設事業費は約4億509万円。10月中の週末に、情報機器を運ぶなどして引っ越し、翌週から業務を開始する予定。旧庁舎をどう利用するかは未定。電話番号は、これまでと同じ0735・62・0755。