合同企業説明会「Uターンフェアin田辺」は、売り手市場が続いている。参加企業、求人は増えているのに、来場者が伸び悩んでいる。人口が減る中で、将来を担う人材をいかに確保するか。紀南の企業は対応を迫られている。

 「Uターンフェア」は和歌山県、田辺市、田辺公共職業安定所、田辺広域商工振興連絡協議会でつくる実行委員会が、盆の帰省時期に合わせて毎夏開催している。

 8月12日に田辺市文里2丁目であった「第25回Uターンフェア」の参加企業は44社で、求人数は239人。40社を超えたのは3年連続で、求人数は市町村合併した2005年以降、2番目に多かった。

 ところが、来場者は103(新卒43、一般60)人。最近5年は100人前後で推移し、3年連続で求人数を下回った。ピークの00年は272人いた。

 実行委は「来場者の伸び悩みは、少子化による新卒者の減少や全国的な雇用の回復が影響している。人口減少対策としても、出身者が地元に戻るのは重要。約400の大学に案内を送付しているほか、県内の高校出身で、来春の大学卒業予定者にも郵送している」と話している。