和歌山県の田辺市や周辺町で秋祭りのシーズンが到来した。8、9日には各地の神社で例祭が営まれ、獅子舞やみこしが地区内を練り、笛や太鼓の音が鳴り響いた。伝統の芝居や競馬(くらべうま)神事などが奉納された神社もあった。

 田辺市中辺路町栗栖川の杵荒(きなら)神社の例祭では8日の宵宮、小学生16人が寿式三番叟(さんばそう)、大人6人が芝居を奉納した。激しい雨が降るあいにくの空模様だったが、訪れた多くの観客を魅了した。

 三番叟を奉納したのは中辺路小学校の有志(2〜6年生)で、9日の本宮にも同じメンバーが役柄を入れ替えて奉納。9月中旬から週3日、地域住民や経験者である中高生に教わりながら稽古を重ねてきた。

 本番では三味線や太鼓などの音色に合わせ、きらびやかな衣装を身にまとった翁や鶴、亀役の児童が華麗に舞い、観客から大きな拍手が送られた。