遊びや学びを通じて紀南の魅力を発見するイベント「たな博2016」(実行委員会主催)が10日、和歌山県田辺市新庄町のビッグ・ユーであった。農林漁業やグルメなど12のテーマで展示や体験があり、家族連れらでにぎわった。

 農業館では、地元の新米の脱穀体験が人気を集めた。天日干しした稲を、昔ながらの木製の脱穀機にかけて、もみを取り除き、精米して袋詰めするまでを体験した。

 田辺市の上秋津小学校2年生、山口碧天さん(7)は「稲に触るのも初めて。脱穀機の作業音が心地よかった。できた米(約2合)は思ったより重い。今日の夕ご飯で食べたい。きっとおいしいはず」と米を入れた袋を大事に抱え込んだ。

 林業館で注目されたのが、山から切り出した木材を川を使って運搬する作業を再現した模型(縦90センチ、横360センチ)。次々と人が訪れ、スタッフの説明を聞きながら、林業が盛んだったころの風景を想像していた。木製の積み木も好評で、子どもたちが木の香りや温かみを感じながら、夢中で遊んでいた。