和歌山県は12日、飲酒運転で事故を起こした那賀振興局地域振興部総務県民課の男性主任(60)を停職6カ月、担当事務を放置した有田振興局建設部用地管理課の男性主査(52)を減給10分の1(3カ月)の懲戒処分にしたと発表した。那賀振興局の主任は同日付で依願退職した。

 この主任は4月1日夕方から2日午前5時ごろまで、和歌山市内の複数の飲食店でウイスキーの水割りを10杯程度飲酒。自家用車を運転し、紀の川市内に帰宅中、市内の民家のブロック塀に衝突する事故を起こし、酒気帯び運転で検挙された。

 この違反は、匿名による県への情報提供で後に発覚したが、主任は上司に報告していなかった。1年後の3月末で定年退職となる予定だったため「免職処分を受けて退職金が失われることを危惧した」と話しているという。

 県監察査察課によると、今回は免職相当の事案だが、検察が責任能力の欠如を理由に不起訴(起訴猶予)としたこと、行動の抑制能力に問題があると主治医が診断したことから行政処分も軽減したという。退職金は満額支払われる。

 有田振興局の主査は4月中旬から7月中旬まで、河川敷の占用許可申請10件を放置し、別の1件については上司に無断で知事印を押して処理したという。