和歌山県田辺市上の山1丁目にクラフトビール(手作りビール)の醸造所が完成した。ビールを製造している醸造所は県内で白浜町、海南市にもあり、3カ所目となる。今月下旬から出荷予定で、経営する真鍋公二さん(47)=白浜町堅田=は「地元の人に愛され、ギフトとして喜んでもらえるビールに育てたい」と意気込む。

 真鍋さんは白浜町のクラフトビール醸造所での経験を生かし、本格ビールを手作りしようと妻の志麻さん(48)とともに会社を設立。元鉄工所を改装して工場を構え、醸造経験がある男性1人も加わり、今秋から醸造を始めた。工場内に並ぶ発酵や貯蔵などのタンク11本はすべて、カナダから購入した。

 ビール名も社名も「ボイジャー・ブルーイング」。宇宙を飛行する惑星探査機のスケールやロマン、チャレンジにあやかろうと名付けた。

 「ゴールド」「コパー」の2種類あり、「ゴールド」は淡色でほのかな麦芽風味と控えめなホップの香りが特徴。「コパー」は甘みと苦みをバランス良く際立たせたビール。いずれも麦芽100%で、アルコール度数は高め。ビール醸造に重要な水は白浜町の地下からくみ上げた水を使っている。

 出荷先は紀南地方では田辺市内の取扱店。紀北や県外は飲食店や小売店。醸造所でも販売し、試飲サービスもする。販売は瓶入り(330ミリリットル)。

 問い合わせはボイジャー・ブルーイング(0739・34・3305)へ。