和歌山県田辺市中辺路町で栽培されている減農薬などが特徴のブランド米「霧の精」が今年の新米から、JA紀南のAコープ全9店舗で販売されることになった。売り出しが始まった13日には、生産者のグループが上富田町内の店舗でおにぎりを配って味をアピール。担当者は「販路を拡大し、生産者も増やしていきたい」と意気込んでいる。

 霧の精は、富田川・日置川支流の谷水で育てた米。2001年、過疎・高齢化で耕作放棄地が増えるのを食い止めたいと、中辺路町と同市大塔地域の15戸の農家が栽培を始めた。農薬と化学肥料を通常の半分以下に減らして栽培しているとして「県特別栽培農産物」に認証されている。

 当初はコシヒカリやミネアサヒなど複数の品種だったが、現在は「地域の風土に適している」としてキヌヒカリに統一。中辺路町内の農家7戸が計228アールで栽培に取り組んでいるという。