世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」に登録されている和歌山県那智勝浦町の熊野古道「大門坂」沿いのスギが倒れかかり、12日午前10時ごろから大門坂の全長約640メートルのうち約400メートルが通行止めとなった。通行止めは20日までの予定で、熊野那智大社がスギを撤去する。

 熊野那智大社によると、スギは根元近くの直径約80センチ、高さ約23メートル、樹齢約200年。那智大社の職員が10日、倒れて近くの木に寄りかかっているのを見つけた。枯れて根が腐っていたところ、数日前の強風で倒されたとみられるという。

 対応を検討した結果、撤去作業の時だけ通行止めにしようという話もあったが、12日に風が強かったことや土日曜にも寒波が来るため「参拝者の安全を確保したい」(熊野那智大社)として、このスギがある一帯を通行止めにすることになった。