米コーネル大学の研究チームは2015年6月20日、食事の際、炭水化物の前にたんぱく質や野菜を食べると2型糖尿病患者の食後血糖値が改善すると、米国糖尿病学会誌「Diabetes Care」(2015年7月号、Vol.38)で発表した。

   研究は2型糖尿病患者11人(男性5人、女性6人)に、1週間おきに同じメニュー、カロリーの食事を、料理を食べる順番だけ変えてもらい、食後30分、60分、120分の血糖値を調査するというもの。メニューは炭水化物としてパンとオレンジジュース、たんぱく質は皮つき鶏胸肉のグリル、野菜には蒸したブロッコリー、レタス、トマトのサラダとした。1回目の調査ではパンとオレンジジュースを最初に食べ、2回目の調査では先に鶏肉かサラダを、その後でパンとオレンジジュースを食べた。その結果、野菜やたんぱく質を最初に食べた場合はそうでない場合と比べ、血糖値が30分で28.6%、60分で36.7%、120分では16.8%低下し、血中のグルコースやインスリン濃度も健康な人と同じように低下していた。

   研究チームは「糖尿病患者が食べてはいけないとされる食品も、順番次第では影響を与えない可能性がある」とし、新たな食事療法の開発のため、食品の分量や栄養成分の組み合わせを詳しく検討していくという。

参考論文
Food Order Has a Significant Impact on Postprandial Glucose and Insulin Levels.
DOI:10.2337/dc15-0429 PMID:26106234(Aging Style)