細胞の中にあるちっちゃなミトコンドリアは、実は女子にとって、心身の好不調を左右する最も注目すべき存在なのです。

「私たちのカラダに必要なエネルギーを細胞内で育むのがミトコンドリア系と解糖系の2つの系です。瞬発力や、活発な細胞分裂を生むエネルギーは解糖系から。ミトコンドリア系が作るエネルギーは、持久力があり、血流を上げ、病気や怪我を治す酵素も生成しています」(新潟大学名誉教授・安保徹先生)

冷えや酸素不足で全身の血流が滞り、免疫力が下がることは知られているけれど、これもミトコンドリアと深〜い関係が。

「ミトコンドリアは酸素がある温かい世界を好みます。だから、ストレスで呼吸が浅い状態が続いたり、冷えが常態化すると、ミトコンドリアの働きは鈍り、免疫力や代謝が下がるのです」

特に女性は、解糖系よりミトコンドリア系が優位な傾向が。

「体内は、ミトコンドリア系に支配されている場所、解糖系優位の場所に分かれています。ミトコンドリアは、脳神経、肝臓、心筋細胞、赤筋と呼ばれるインナーマッスルに多いのですが、卵子にいたっては、細胞1つに10万個ものミトコンドリアが存在しています。婦人科系の機能維持、代謝アップを考えるなら、ミトコンドリアが好む環境を整えることが必要なんです」

20代から60代にかけては、ミトコンドリア系と解糖系のエネルギーが、1:1でバランスよく育まれるのが理想だそう。

「ただ、最近の女性はストレス過多で冷えに悩む人が多いので、ミトコンドリアの機能が低下している可能性が大きいですね」

冷えを予防し、赤筋を鍛えて活性化させ、ミトコンドリアが好むポリフェノールを摂取するなど、日々実践あるのみ!

ミトコンドリアを活性化させる条件のひとつは、ポリフェノールを摂ること。そこで、ここではポリフェノール豊富な食べものをご紹介します。

■新鮮な搾りたてのオリーブオイルを厳選。
優れた健康機能を望めるのは、良質な“エキストラバージンオリーブオイル”だけ。まるでオリーブのフレッシュジュースのような最高品質。キンタ・ド・コア(500ml)¥2,650(パワジオ倶楽部・前橋 http://www.powerdio.com)

■茶葉の栄養を丸ごと吸収。
土作りからこだわって育てた茶葉には、ポリフェノール豊富な茶カテキンはもちろん、アミノ酸もたっぷり。丸ごとあらびきにしてあるので、栄養面も◎。あらびき茶(60g)¥1,000 30g入り袋タイプもあり。(和幸園 TEL:0120・263・090)


※『anan』2016年9月28日号より。写真・多田 寛(DOUBLE ONE) 文・板倉ミキコ