仕事や職場で一人前の大人になるために必要なものは、様々な経験を積むことでわかることも多い。

テレビやラジオの第一線でずっと活躍してきたアナウンサーの赤江珠緒さんに、働く大人に大切なことを聞きました。

*  *  *

仕事において大切なのは、共に働く人同士のコミュニケーション。赤江さんの場合、番組ごとにスタッフが異なるという環境だ。

「仕事ですから議論もあるし、当然意見の相違もある。でもそのときお互いの人格を認め合っていれば、理解し合えると思うんです。そのために私は、常に自分という人間を仕事相手に開示しますし、相手のことも知りたいと思う」

大人の仕事術として一番大事なことは何ですか? と聞くと…。

「相手に恥をかかせないということは、いつも気をつけています。これは働く場に限らずですが、特に仕事では、意見が対立したり、言いたくない部分にまで踏み込まなければならないことも。でもそのとき、相手を最終的なところまでは追いつめない。それは、個人でのやりとりはもちろん、国と国の外交のような大きな仕事でも同じだと思います。相手に恥をかかせずに、自分の意見をいかに伝えるか。そのために言葉を尽くしたり、言い方を考えたり、自分なりの知恵と努力が必要になる部分だと思います。それができるようになってやっと、一人前の大人の仕事なのではないでしょうか」

そんな赤江さんの大人としての仕事の振る舞い、実際の現場で探ってみました!

■スタッフ全員が楽しいと思える雰囲気を心がける。
ラジオ『たまむすび』の生放送。ブースの中はもちろん、スタッフにも笑いが絶えない温かい雰囲気。「“この仕事に携われて幸せ”と、私も思いたいし、スタッフにも思ってほしい。常にそう思って皆さんと接しています。そのためにはお互いに交流し、理解し合うことが大事。ですから、飲み会にも積極的に参加してます(笑)」

■万年筆&手書きの文字で、一期一会を縁に繋げる。
幼少時代、母親が使う万年筆を見て、憧れを感じたそう。38歳のとき、一念発起で万年筆を購入。以来、手帳への書き込みからお礼状まで、すっかり万年筆派。「文房具が好きなので、カードなども常に携帯し、いつでも書けるようにしています。差し上げたとき、“万年筆でわざわざ…”と喜んでもらえるのが嬉しいですね」

◇あかえ・たまお フリーアナウンサー。1975年生まれ。'97年に朝日放送に入局し、'07年にフリーに。現在はTBSラジオ『赤江珠緒 たまむすび』(月〜木曜13:00〜)でパーソナリティを。またTBS『この差って何ですか?』では司会を務める。

◇ニット¥31,000(ジョン スメドレー) パンツ¥18,000 イヤリング¥7,000(共にデミルクス ビームス) 靴¥45,000(バルダン)以上ビームス ハウス 丸の内TEL:03・5220・8686


※『anan』2016年10月5日号より。写真・小笠原真紀 スタイリスト・武政 ヘア&メイク・yoco(MASH management)