「神道の世界では睡眠は、魂が霊界とつながるための神聖な行為と考えられています。

人は眠っている間にひとときこの世を離れ、守護神のもとを訪れます。そしてエネルギーを高め、再び戻ってきて目覚める。こうして日々生まれ変わっているのです」とは、古神道数秘術家の中井耀香さん。眠りで魂を清め、運気を引き寄せるために大切なのは、心身が清められた状態で眠りに入り、そして深く眠ることだそう。

「一日の行動で溜まったケガレは必ずその日のうちに落とし、寝室も清潔に。光や音など、眠りを妨げるものも遠ざけましょう」

さらに、できれば0時までにはベッドに入って、と中井さん。

「太陽が出る時間に目覚め、日が沈むと同時に眠るのが、人間本来の自然なリズム。でも、現代の生活ではそれは難しいですよね。せめて、午前1時から3時の間は熟睡していられるよう、0時には眠る習慣を。1時から3時は“丑三つ時”といって邪悪なものが横行しやすい時間。霊界とつながる深い眠りで、身を守りましょう」

そこで今回は、ベッドルームをきちんと整える6つのルールを教えていただきました。ぜひ参考にして。

■モノを定位置にしまう。
「モノにはすべて居場所を決め、眠る前には所定の位置に戻すようにしましょう」と、中井さん。それを怠ると、「散らかったモノが発散するネガティブなオーラに、寝ている間に運気やエネルギーを吸い取られてしまいます」。一日使っていたバッグや脱いだ服、眠る前に使ったコスメなど、疲れたからそのまま…はNG! ベッドに入る前にきちんと片付けよう。「運気の入り口である玄関や、水回りも片付けてから眠るのがベターです」

■パジャマや寝具は天然素材を選ぶ。
日中、電磁波やストレスにさらされると、生体エネルギーは大きなダメージを受けてしまう。これを回復させてくれるのも、眠りの時間。このとき、「シルクやオーガニックコットン、リネンなどの寝具やパジャマを使うことがポイント。自然素材には、荒れたエネルギーを鎮める力があります。色も、神経を興奮させるようなビビッドカラーや邪悪なものを引きつける黒は避け、生成りやクリーム、淡いオレンジなど、自然で暖かみのあるものを」

■ベッドの位置は、梁の真下を避ける。
安眠を左右するのが、ベッドの位置。「避けたいのが、出っ張った梁の真下で眠ること。無意識のうちに空間からストレスを受けることになり、深い眠りの妨げに。どうしても避けられないときは、ベッドの中心だけでも梁の真下に来ないよう、工夫しましょう」また、円錐状のモビールが上から下がっているなど、尖ったものがベッドを指していると、それも睡眠中の霊的成長を妨げる要因に。尖ったオブジェは寝室から取り除いて。

■植物を置く。
「植物には睡眠中にやってくる邪気を祓う作用があります」と、中井さん。「すべての生き物にはエネルギーの中枢である“チャクラ”が存在し、例えば人間には記憶力や美容などそれぞれの働きを持つチャクラが7つあるのですが、植物には“癒し”を司るひとつのチャクラしか存在しない。空気を浄化し、その場にいる生き物を癒す力がそれだけ強いのです。切り花、鉢植えどちらでもOK。寝室に植物を置くことで、清い空間を保てます」

■山の絵や写真を飾る。
「風水では、健康や安全を司る、“山星”の方角にある部屋で眠るのがよいとされています。自分の部屋が風水的にどんな方角にあるかわからない、山星のある場所に寝室がないという場合は、この山星の代用として、山の写真や絵を飾るのがおすすめです」その絵や写真があることで場所の気が安定し、安眠を得ることができる。「反対に寝室に向かないのは、人物の顔がずれているような抽象画。色彩が強い写真も避けたほうが無難です」

■真っ暗にして眠る。
人がスピリチュアル的な癒しを最も得られるのは、深く眠っているとき。「その妨げとなりやすいのが人工的な光。目は弱い光でも感知するので、そこで意識が引き戻されてしまいます。室内の灯りをすべて消すことはもちろん、スマホなどは枕元に置かないこと。また、外からの光が入り込まないように、カーテンは遮光性が高いものを」厚いカーテンは光だけでなく、外からの邪気を遮る力も。掛け替えるときは、落ち着いた色みのものを選んで。

◇なかい・ようか 古神道数秘術家。四柱推命などをもとに、日本人に合った開運方法を伝える。新刊『「お清め」ですごい神様とつながる本』(自由國民社)が好評。


※『anan』2016年10月12日号より。イラスト・小野塚綾子 文・新田草子