口に出すだけで運が開ける言葉があるというのは、心理学や成功哲学の観点から、“開運口ぐせ”を研究している植西聰さん。

「耳から入る情報が、人の心に与える影響は非常に大きい。過去にアメリカで行われた研究では、決して美人とはいえない女性に『あなたは美しい』と言い続けたら、ミスコンで優勝するまでになったという例もあるほど。このように、幸せな暗示を自分や人に対してかけるのが、開運口ぐせです。ポイントは、普段は口にしないような、大げさなほどにポジティブな言葉を口ぐせにすること。それにより、言葉を口に出した自分も、耳にした周囲の人も前向きな暗示にかかり、暗示が行動をプラスに変え、人生が好転するのです」

そこでここでは、仕事がうまくいくようになる“開運口ぐせ”をご紹介します!

■仕事をつらく感じてしまうとき……「この仕事が私を成長させる」
「仕事を単につらいと思うか、自分を成長させるものと思うかが、運の分かれ目。その姿勢が周りに評価され、次のステップにつながることも。お手洗いで一人になったとき、声に出してみましょう」

■プレゼンなど人前で何かを発表するとき……「みんな私を応援してくれている」
「緊張のもととなる聴衆の存在は、このひとことで味方に変えてしまいましょう。みんなの視線は応援の表れ、そう信じることが、自分すら知らなかった能力を発揮するための、第一歩になります」

■山積みの仕事に追われているとき……「よし、完璧ね」
「このときのポイントは、仕事が片づいた状態を連想させるような言葉を口にすること。しかも、『完璧』など、うまくできたという未来を先取りすれば、パワーが湧いて、仕事の効率がよくなります」(植西さん)

■業務で失敗をしてしまったとき……「おもしろくなってきたぞ」
「反省は必要ですが、しょげたままでは運が逃げる。むしろ、成功するために必要な失敗だったんだと思うくらいがいい。ミスのあとにこそおもしろい展開があると、ワクワクする強気さを言葉にして」

◇うえにし・あきら 著述家、心理カウンセラー。成功哲学の研究にも携わる。『「口ぐせ」を変えるとみるみる運がよくなる!』(三笠書房)など、開運口ぐせにまつわる著書多数。近著に『「水」のように生きる』(ダイヤモンド社)が。


※『anan』2016年10月12日号より。イラスト・長谷川まき 文・保手濱奈美