あの子は色気があってどこか違う、と人に感じさせるには、脳が何を色気と捉えているのかを確認するところから。色気の“型”をつかむレッスンをいたしましょう。

まずは押さえておきたい、脳科学と色気の関係について、脳科学者・塩田久嗣さんにお話を伺いました。色気は抽象的な概念だけれど、色っぽい人とそうでない人は確実に存在する。色気を感じるとき、脳では何が起こっているのでしょうか。

「色気がある人というのは、簡単に言えば相手をドキッとさせて、感情脳や本能を刺激できる人のこと。いわゆるフェロモンを感じさせる外見などで性的なことに直結する色気もあれば、ミステリアスな雰囲気で感情を揺さぶってじわじわ刺激していく色気もあります」(塩田さん)

では、自分の脳にできるアプローチは?

「脳は自分が思ったことを現実化しようとするので、『私は色気がある!』とまず思い込むことですね。そうすれば、これまで脳に蓄積された『色っぽく見える行動』を自然にとりはじめますよ」

下の3つのトリガーが目線、会話、しぐさに色気を感じさせる裏付けになります。

【転調】
人は「あれ?」と思うことが重なると、感情脳が刺激され、相手に関心を持つ傾向が。笑顔からふと真顔になったり、会話をしていて独特の間があったり、想定外の表情や会話でペースを乱されると、相手を魅惑的に感じる。

【神秘性】
考えていることやライフスタイルが見えないような人に会うと、「本質を知りたい」という興味から感情脳の働きが活発に。あれこれ想像をふくらませて、徐々にそのミステリアスな部分に色気を見出しはじめる。

【フェロモン】
丸みを帯びた体つきやすべすべの肌、いい香りなどの「女性らしさの象徴」に対し、男性はオスとして反応し、女性の脳もそれらが色気に有効と認識している。くびれなどのボディラインを強調すると直接的な色気に。

◇塩田久嗣 脳科学者。脳科学についてわかりやすい解説に定評が。人気携帯サイト「男子脳×女子脳」(「男子脳 ザッパラス」で検索)の企画、監修も手がける。著書多数。


※『anan』2016年10月19日号より。 文・熊坂麻美 (C)g-stockstudio