「色気は想像させるもの」と言うのは心理カウンセラーの塚越友子さん。特に会話に関しては、内容や話し方で神秘性を演出するのが効果的なのだとか。

会話はコミュニケーションの多くを占め、人間関係に差がつくところ。鍵となるのは“自制心”。控えめ&抑えめな話し方をマスターして、なぜか思い浮かべてしまう女性に! 会話と声を操って、相手の心を揺さぶる色気を堀越さんに教えてもらいました。

■低めの声でゆっくり話す。
きんきんしたかん高い声は子供っぽく、低めでしっとりした声は大人っぽくて色っぽい。さらにゆっくり話すことで、心地よく響いて記憶に残る。
「高い声でまくしたてたり、はきはきしゃべる人は、色気とはほど遠いですよね。微妙なさじ加減ですが、声は高すぎず低すぎず、間をとりながらゆっくり話すこと。少しアンニュイなイメージを意識するといいかもしれません。ただし、やりすぎるとただの覇気のない人になるのでご注意を」

■むやみに相槌を打たない。
相手の話を聞くことは会話の大切なポイントだけど、「うんうん」や「それでそれで」のように相槌を多用すると、友だちノリになって軽いムードになりがち。
「話が一段落したところで大きくうなずいたり、相槌代わりに『こういうことだよね?』と話を要約するのがおすすめです。ちゃんと話を理解していると伝わるので知性も演出できます。友だち感覚で話すと、相手から気楽な人というラベリングをされますから、色気から遠のきます」

■たとえ話や比喩を使う。
会話の中にたとえ話や比喩を効果的に使って直接的な表現を避けることでも、色気につながる神秘性は演出できる。
「魅力的な雰囲気を持つ人の会話って、比喩やたとえ話を使って核心をかわしたり、想像させる部分を残しているんです。高等なテクニックですが、知性があることも伝わり、相手への印象づけとしてはかなり効果的。ゆっくりした間合いで、独特の比喩を会話に織り込む壇蜜さんをイメージするとわかりやすいと思います」

◇塚越友子さん 心理カウンセラー東京中央カウンセリングを主宰し、ホステスとしても人気を博す。TV、雑誌でも活躍中。『銀座No.1ホステスの心をつかむ話し方』(だいわ文庫)など著書多数。


※『anan』2016年10月19日号より。イラスト・mariya suzuki 文・熊坂麻美