大人へと変わりゆく一瞬の色気を見逃したくない。真っすぐな爽やかさと艶っぽさが同居した魅力を見せつけている竹内涼真さんも、そう思わせる若手俳優の一人です。彼が語る、自分の強み。無垢でいて、魔性のような、相反する魅力を解き明かします。

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自分の好きなところは、前向きなこと。今の仕事をやると決めた瞬間から、ネガティブに考えるのをやめたんです。16年間、プロを目指してサッカーを続けていたけれど、マイナス思考が原因でうまくいかず断念。それで、20歳のときに新しいスタートを切ることになりました。そのときに、“ゼロ地点から上にあがるしかないし、できるだけ楽しく過ごそう”と開き直れた。高校生のときの辛い経験を生かせたんでしょうね。ポジティブ思考を意識し始めてからは、物事がいい方向に進んでいます。ただ、根はネガティブだから、前向きでいるための努力は必須。翌日に仕事があると、友だちに誘われても遊びに行かず、コンディションを整える。“きちんと準備をしたから大丈夫”と思える状況を自分で作るんです。休日も、“一日を有意義に過ごしたほうが疲れがとれる”と信じ込ませて、午前中からジムに行く。そうして自分がいい状態になるように考えるクセをつけています。すると、何でもできる気がするんです。

憧れは、映画のマーベルシリーズに出てくるキャプテン・アメリカ。人のためなら自己犠牲もいとわない、根っからのヒーローです。僕自身も人のためになりたいし、厳密に言えば“助けて喜んでもらっている自分が好き”なんですけど(笑)。だからこそ、人を助ける姿には勇気をもらえるし、いつかそんな役を演じて喜ばれる俳優になるのが夢。というか、絶対、そうなってみせますから!

◇たけうち・りょうま 1993年4月26日生まれ。‘14年に『仮面ライダードライブ』の主役に抜擢。近年は映画『青空エール』や『時をかける少女』(日本テレビ)に出演。現在『THE LAST COP』(日本テレビ)に出演中。


※『anan』2016年10月19日号より。写真・笠井爾士(Mild) スタイリスト・徳永貴士  ヘア&メイク・佐藤友勝 インタビュー、文・重信 綾