何気ないのに、思わず目で追ってしまう。そんなしぐさを身につけるために必要なこととは?

「男性は素を見せてくれた相手に対して愛おしいと思う傾向があり、その気持ちが色っぽさを感じるひとつの要因に」と脳科学者の塩田久嗣さん。さらに、ビューティディレクターの金ヶ江悦子さんも素に注目する。

「色気は完璧に作り込んで生まれるものではありません。ちょっと無防備だったり抜け感から醸し出される天然のオーラのようなものなのです。『色気を出す!』と必死にならず、まずはありのままの自分を受け入れて、心にいい余裕を持つことが大切です」

「自然体」をキーワードに、パーツごとに、女性らしく見える所作や表情をマスターしよう。コメントはすべて金ヶ江さんです。

■首筋は…長く見せるように伸ばす
首は見せ方次第でセクシーになるパーツ。いつも首筋を伸ばすことを意識して。

「首が縮こまっている状態のときは不安が強かったり警戒をしているときなので、相手から見ても印象に残りません。首筋を長く見せるようにすると、相手を受け入れるイメージや抜け感が出てセクシーな雰囲気が際立ちます」

■目と口角は…連動して動かす
自分では「決め笑顔」のつもりでも、他人からは不自然な表情に見えることも。色気につながるのは、いきいきとした自然な表情。

「写真を撮るとき、目を見開いて口をニッコリさせる人が多いですが、あれは筋肉の動きに反した表情。本来は目を細めたら自然と口角は上がるはず。両方を連動させ、自然な表情を目指して」

■眉は…動きにバリエーションを作る
実は表情を作るのに重要なのが眉の動き。眉をちょっと動かすだけで表情はがらっと変わり、印象をアップできる。

「眉は第二の瞳ともいうべき表現力を秘めています。表情が豊かで魅力的な人ほど眉がよく動いているはず。日頃から意識して、少しオーバーなくらいに眉を動かして感情を表現してみましょう」

◇塩田久嗣さん 脳科学者。脳科学についてわかりやすい解説に定評が。人気携帯サイト「男子脳×女子脳」(「男子脳 ザッパラス」で検索)の企画、監修も手がける。著書多数。

◇金ヶ江悦子さん ビューティディレクター。振る舞い方や話し方のセミナー講師としても活躍。近著に『世界の美女だけが知っている本物の綺麗を手に入れる方法』(PHP研究所)。


※『anan』2016年10月19日号より。イラスト・mariya suzuki 文・熊坂麻美