これから、どんなふうに変わっていくのか、色気の種を備えた、その姿に目が離せない…。男子が青年へと変わるころ、そんなふうに思ってしまう女性も少なくないことでしょう。

自分の美学と世界観を持つ、アンニュイ男子・竜星涼さん。彼が語る、自分の強み。無垢でいて、魔性のような、相反する魅力を解き明かします。

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色気は、人を魅了する大事な要素ですよね。僕自身、性別は関係なく、セクシーさを感じる人に惹かれます。でも、それは肌を見せるとかのあからさまなものではなくて、品や知性を備えていたり、儚さがあったり、そういうことだと思っています。男性なら、リバー・フェニックス。男らしいんだけど、どこかに女性らしさや繊細さを感じて、彼に勝る人はいません。人や作品の雰囲気に陰と陽があるとするならば、神秘的な感じがする前者が好きだし、そういう世界観の作品を残したい。でも、僕自身は基本的に陽な人間です(笑)。自分にないものだからこそ、気になってしまうのかもしれないですね。

幸せなのは、感性が刺激されること。オフの日には洋書や雑誌を漁って、フィーリングの合う写真や服を見つけるのが楽しい。そうして好きなものに囲まれると心が満たされる。今年は夢だったパリコレクションに挑戦しまして。ひとりで、自分の大好きなファッションの仕事をやり抜いて、“好きなことをやりたい欲”を思い切り解放できました。すると、少しだけど自信がつき、視野が広がったんです。そのおかげで、人の意見を聞いたうえで自分の意見を伝えるという、ディスカッションができるようになりました。その他人との関係性が、今、僕が作品作りをするうえで一番気持ちいいことのひとつ。自分の意見を通すだけでなく、周りのみんなと作りあげる時間がハッピーです。

◇りゅうせい・りょう 1993年3月24日生まれ。近年では映画『シマウマ』や『泣き虫ピエロの結婚式』で主役を務めた。『君と100回目の恋』(2017年2月)など出演作品の公開が控えている。トップス¥19,000(LITTLEBIG) パンツ¥53,000(SISE) 共にPR01 TEL:03・5774・1408


※『anan』2016年10月19日号より。写真・笠井爾士(Mild) スタイリスト・山本隆司 ヘア&メイク・TAKAI インタビュー、文・重信 綾