8月26日(金)より上映中の新海誠によるアニメ映画『君の名は。』が、興行収入100億円を突破した。初日から9月22日(木)までの、28日間での快挙となる。アニメ映画としては2013年公開の『風立ちぬ』以来、宮崎駿による作品以外では初の大台到達だ。

新海誠は、個人制作の短編『ほしのこえ』でデビューしたアニメ監督。同作品は新世紀東京国際アニメフェア21「公募部門優秀賞」ほか、多数の賞に輝いた。その後も、『雲のむこう、約束の場所』で第59回毎日映画コンクール「アニメーション映画賞」を、『秒速5センチメートル』でアジアパシフィック映画祭「最優秀アニメ賞」とイタリア・フューチャーフィルム映画祭「ランチア・プラチナグランプリ」を相次いで獲得。『星を追う子ども』では第八回中国国際動漫節「金猴賞」優秀賞を、『言の葉の庭』ではドイツ・シュトゥットガルト国際アニメーション映画祭にて長編アニメーション部門グランプリをそれぞれ射止めている。国内外で高い評価と支持を受ける、次世代のクリエイターだ。

そんな新海誠の『君の名は。』は、過去作より脈々と受け継がれきた、精緻な風景描写とすれ違う男女の物語を、美しい色彩と繊細な言葉によって紡ぎ出す“新海ワールド”全開の最新作。夢の中で“入れ替わる”少年と少女を主人公に、世界の違う2人の隔たりと繋がりから生まれる「距離」のドラマを、圧倒的な映像美とスケールで描き出している。

全国301スクリーンからスタートした本作は、その心を震わすストーリーが話題となり、幅広い世代が劇場に殺到。全国でチケット完売が相次ぎ、公開3日間で観客動員95万人、興行収入12億円を記録した。相次ぐメディア報道などブームを超えて社会現象と化しただけでなく、幾度も劇場に詰めかけるリピーターが続出。今なおその勢いは衰えておらず、週末映画ランキングでV4を達成したうえでの、今回の大台到達となった。

「この夏、日本中が恋をする」をキャッチコピーとしている本作。この赤い糸はどこまで伸びていくのか、さらなる記録更新が待たれる。

(C)2016「君の名は。」製作委員会