ロシア・アニメーションの巨匠であるユーリー・ノルシュテインの生誕75周年記念上映が決定した。「ユーリー・ノルシュテイン監督特集上映〜アニメーションの神様、その美しき世界〜」は12月よりシアター・イメージフォーラムほか全国の劇場にて順次公開される。

特集上映の開催に先駆けて、イマジカBS開局20周年記念企画として、ソ連時代の短編作品のデジタルリマスター(2K修復版)が行われた。オリジナルネガから2Kスキャニングされたデータをロシアから取り寄せ、レストレーション(修復)、グレーディング(色調整)を実施して、2K修復版を作り上げた。
さらに音声も大元の磁気テープからデジタル化を実施した。修復・マスタリングはオノ セイゲンが担当し、映像・音声ともにかつてない美しさで傑作を蘇らせた。これまでノルシュテイン作品に触れたことのない人も、その圧倒的な世界観を体感できる貴重な機会となっている。上映作品は代表作である『霧の中のハリネズミ』、『話の話』をはじめ、『25日・最初の日』、『ケルジェネツの戦い』、『キツネとウサギ』、『アオサギとツル』の6本だ。


1941年9月15日に旧ソ連に生まれたロシア人アニメーターのユーリー・ノルシュテインは切り絵を用いた緻密な作風で知られ、アート・アニメーションの神様として世界中のクリエイターからリスペクトされる存在である。とくに高畑勲監督は解説本を出版するほどで、プライベートでも交流が深い。
また2004年にテレビアニメ『十兵衛ちゃん2 -シベリア柳生の逆襲-』で声優を務めたときはファンの間で話題となった。現在はゴーゴリ原作の『外套』を30年以上にわたって制作中。10月下旬には来日を予定している。

「ユーリー・ノルシュテイン監督特集上映〜アニメーションの神様、その美しき世界〜」
12月、シアター・イメージフォーラムほか全国順次公開
上映作品: 『25日・最初の日』『ケルジェネツの戦い』『キツネとウサギ、『アオサギとツル』『霧の中のハリネズミ』『話の話』
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