10月3日、京都精華大学アニメーション学科は2017年度の新規教員として、アニメーターの田中達之と数井浩子の採用を発表した。17年度から新たな授業科目を設定し、時代のニーズに合わせた取り組みを行っていく。

京都精華大学の新規教員となった二人は、1980年代から様々なアニメに携わってきたアニメーター・演出家である。田中達之はオムニバス映画『ジーニアス・パーティ・ビヨンド』の「陶人キット」で監督・キャラクターデザイン・絵コンテ・作画監督など数多くの役職を兼任し、独創的な世界観を創り出した。またCANNABISの名義でイラストレーターとしても活躍している。
17年度の授業では「キャラクターアニメーション」をテーマに、単なるキャラクターデザインだけではなく世界観や画面設計も含めて、どのように作品を創り上げていくのか解き明かしていく。

数井浩子はアニメ作品に携わるだけでなく、教育学の視点から業界の人材育成に従事してきた実績を持つ。アニメーター向けのiOS教育アプリ「アニメミライ プラス」を企画・制作するなど幅広い活動を展開中だ。
授業ではアニメーションにおける演出の基礎や作画を題材にしたものや、プリプロからプロダクションの工程に関わる内容を担当する予定である。時代のニーズに合った学びを提供するための人材を確保したことで、講義内容も一層充実するだろう。

京都精華大学は新規教員の採用に加えて、液晶タブレットの導入も決定した。デジタル作画教育を推進し、より実践的な人材の育成を目指す。さらにスタジオコロリドをはじめとするアニメスタジオとの企業連携も深めて、定期的な交流授業を実施する方針だ。