出版社の幻冬舎と投稿サービスの大手であるピクシブが小説投稿サイト「ピクシブ文芸」を10月27日より運営する。これに合わせて小説コンテスト「ピクシブ文芸大賞」の開催が決定した。

応募期間は2016年10月から2017年3月末までの約半年間で、応募作品のテーマやジャンルは不問。大賞作品の発表は2017年10月を予定している。
今回のコンテストの大きな特徴は、幻冬舎からの書籍化に加え、テレビ朝日にて映像化も予定されている点だ。映像化の内容は地上波、BS、CS、インターネット配信などを作品の内容に合わせて選定していく。ほかの小説コンテストではあまり見られない、画期的な試みだ。なおコンテストには大賞のほか、テレビ朝日賞、小説幻冬賞、pixiv賞といった特別賞も設けられている。

この取組についてテレビ朝日は「小説としてだけでなく、映像になっても強いインパクトを視聴者に与えられる作品が登場することを期待します」とコメントを寄せている。一方で、「これはどうやって映像化すればいいのか…!?」と制作陣が頭を悩ませるような、挑戦的な作品も楽しみにしているという。

そして幻冬舎もコメントを発表し、「“思わず誰かに感想を伝えたくなり、感動が拡大し続けていく”、そんなパワーが漲る小説を求めます」としている。1人で楽しむのではなく、徐々に拡散していく現在のトレンドに合わせた作品の登場に期待しているようだ。

ピクシブはお絵かき投稿SNSサービス「pixiv」において、小説の投稿数が増えてきたことに注目してきた。中では目を見張るようなクオリティのものもあり、これがきっかけで「文芸」というジャンルで新たな才能の発掘を目指すことに至ったとコメントで発表している。

10月27日にオープン予定の「ピクシブ文芸」では、オリジナル文芸作品の投稿だけでなく、小説家を目指す人たちのための連載コンテンツも楽しめる。コンテストと合わせて、文芸界の新たな門戸となりそうだ。