『アイアンマン』や『キャプテン・アメリカ』など数々の大ヒットシリーズを生み出してきたマーベル・スタジオ。その最新作『ドクター・ストレンジ』。世界公開を目前に控えた本作の記者会見が2016年10月13日に香港で行われ、主演のベネディクト・カンバーバッチを始め、スタッフとキャストが登場した。
ハリウッド作品では珍しい香港での記者会見だが、本作の重要なシーンの多くが同地で撮影されたということで、地元の記者たちをはじめ、200人以上のマスコミが駆けつけた。

本作の主人公は、傲慢で天才的な外科医でありながら、不慮の事故で両手の機能を損なわれ、全てを失ったスティーヴン・ストレンジ。絶望の淵にあった彼は、魔術に救いを求め、壮絶な修行と強大な敵との死闘を経て最強の魔術師ドクター・ストレンジへと生まれ変わっていく。
地位も金も、人の命を救う手さえも失ったストレンジに唯一残されたのは、人の命を救うことへの誇りだけ。自分の手を治すために魔術の修行に励む中で、闇の魔術との戦いに巻き込まれていくが、医師である彼は敵でさえも傷つけたくないと苦悩する珍しいキャラクターとなっている。

本記者会見には、主人公ドクター・ストレンジを演じた、今最も熱い英国人俳優ベネディクト・カンバーバッチに加え、ストレンジに神秘の力をみせ、最強の魔術師へと目覚めるきっかけを与えた、ストレンジの師 エンシェント・ワンを演じたティルダ・スウィントン。本作のメガホンを握り、マーベル・スタジオ作品の新境地を切り拓いたスコット・デリクソン監督、そしてマーベル・スタジオの最高責任者にして、マーベル・シネマティック・ユニバースの立役者、プロデューサーのケヴィン・ファイギが参加した。
主演のカンバーバッチは、「傲慢で自信に溢れていた男が、事故で全てを失い、絶望の淵から徐々にスーパーヒーローへと再生してゆくという、大変難しい役だったけど、今までで一番楽しい役になりました。是非、観客の皆さんにこの物語をストレンジと一緒に体験して欲しいです!」とストレンジを演じたことが、自身のこれまでの役者人生の中で最高の瞬間であったことを告白した。また、「ワイヤーで吊るされたり、全力で走ったりと、これだけのアクションは初めてでした。肉体的にはかなり大変でした」と、アクションシーンではかなりの部分を自ら演じきったことも明かした。よほどこのアクションが堪えたのか、記者からの“もし魔術が使えたら何をしたい?”との質問に、「ワイヤー無しで飛べるようになること」とドクター・ストレンジらしいウィットなユーモアで答えた。
プロデューサーのケヴィン・ファイギは「ドクター・ストレンジ」の映画化を「実は何年も前から狙っていた」と明かし、この映画の重要性をアピールした。更には、ストレンジ役にはどうしてもベネディクト・カンバーバッチを迎えたかったと話し、撮影期間はおろか、作品の公開日までカンバーバッチのスケジュールに合わせるなど、そのほれ込みぶりを明らかにした。

気になる日本での公開が2017年1月27日となっている。まったく新しいマーベルヒーローの活躍に期待が高まるところだ。

『ドクター・ストレンジ』
2017年1月27日 公開

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