新海誠監督作品『君の名は。』が、スペインの映画祭である第49回シッチェス・カタロニア国際映画祭で最優秀長編作品賞を受賞した。過去の同映画祭では、原恵一監督による『百日紅〜Miss HOKUSAI〜』や細田守監督の『おおかみこどもの雨と雪』などが受賞しており、『君の名は。』は、日本映画では5作品目の受賞作となる。

シッチェス映画祭は1968年から開催されている。ポルトガルのポルト国際映画祭、ベルギーのブリュッセル・ファンタスティック国際映画祭とならび、世界三大ファンタスティック映画祭のひとつとされているファンタジーとホラー、アニメーションの三部門に特化した映画祭。今回『君の名は。』は、Anima't部門(アニメーション作品の部門)の最優秀長編作品賞にあたる「Award for Best Feature Length Film」を受賞した。

『君の名は。』は、『ほしのこえ』などで知られる新海誠監督による劇場アニメ作品で、2016年8月26日から全国の劇場で上映されている。地方の山間部に住む女子高校生・宮水三葉と東京に住む男子高校生・立花瀧との不思議な出会いを描くファンタジックなボーイミーツガール作品で、公開後瞬く間に話題となり、劇場は連日多くの観客で賑わった。10月14日までの50日間で、1,149万人を動員、興行収入は149億円を突破。アニメ史上にとどまらず、日本映画史上にその名を刻む空前のヒット作品となった。

今回の受賞に対して監督の新海誠氏は、「シッチェス映画祭で最優秀長編作品賞の受賞、本当に光栄に思います。『君の名は。』は入れ替わりや彗星来訪、東京と地方、土着の伝統や神道など様々な要素から成る物語ですが、その骨子はストレートなボーイミーツガールです。この映画をスペインの方々に楽しんでいただけた事に、私自身とても励まされました。本当にありがとうございました。」と喜びを語った。

日本アニメ史に大きな一歩を刻むことになった『君の名は。』の快進撃はまだまだ止まりそうにない。

『君の名は。』
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