1月10日、企画・編集プロダクション 伸童舎の取締役会長・野崎欣宏が死去した。75歳だった。1月19日には通夜、20日には告別式が、野崎家と伸童舎の合同葬として行われる。

野崎欣宏はテレビアニメの創生期から活躍してきたプロデューサーである。1963年に虫プロダクションへ入社。日本初の30分テレビアニメシリーズ『鉄腕アトム』の制作に携わり、週単位での放送を可能としたバンクシステムや設定制作の確立に貢献した。
虫プロの倒産後はオフィスアカデミーに招集され、1974年放送の『宇宙戦艦ヤマト』に参加。アニメ作品のデータを網羅した「宇宙戦艦ヤマト記録全集」を出版する。1976年には日本サンライズ(現・サンライズ)の創業に携わり、長浜ロマンロボシリーズとしてファンの間で親しまれている『超電磁ロボコン・バトラーV』『超電磁マシーン ボルテスV』『闘将ダイモス』に参加。さらにアニメのセルを利用した児童書や、アニメ絵本「世界の名作絵本」シリーズなどを出版社の枠を超え制作・プロデュースした。

1981年に伸童舎を創業。「ガンダム記録全集」「デュアルマガジン」などのセル画付きアニメムックや雑誌を編集し、『青の騎士ベルゼルガ物語』の企画プロデュース、『機動戦士Zガンダム』『機動戦士ガンダムZZ』のデザイン協力、オリジナル企画「聖刻(ワース)」シリーズのプロデュースなど、その仕事は多岐に渡る。
小説「聖刻1092」シリーズやテーブルトークRPG「ワースブレイド」シリーズでは、マンガ、ゲーム、カセットドラマ、ドラマCDなどメディアミックスを展開。数多くのクリエイターを輩出した実績を持つ。通夜、告別式は所沢市斎場・第一式場にて執り行う。