13日に千葉・幕張で開幕した東京オートサロンでは、海の香りがしそうなカラフルな改造車が来場者の目を引いていた。題して「海車(うみしゃ)」。海底ジオラマや水族館、サンセットなど、海の情景を丸ごと1台に詰め込んだ。

 制作したのは、トヨタ東京自動車大学校(東京都八王子市)ボデークラフト科の男子学生6人。昨年8月から4カ月間かけて仕上げた。トヨタ「bBオープンデッキ」を、鮮やかなピンク色に塗装して下地を作る。

 真骨頂はここからだ。本物の貝殻やサンゴ片を内装にちりばめ、海底の情景を再現。座席後部には、星座に見立てたライトが輝く。外装にはエアブラシでサンセットを描いた。トランクを開けると、魚が泳ぐ水族館が出現。イルカがボンネットから飛び出し、屋根には島が浮かぶなど、車の中も外もにぎやかだ。

 制作リーダーの霜越正敏さん(20)は、「どこから見ても楽しめるような作品にした。女性や子どもたちにも車に興味を持ってもらいたい」と話した。(篠健一郎)