愛知県清須市のスーパーに賞味期限切れのマーガリンを置いたとして、偽計業務妨害罪に問われた無職岸津弥子被告(69)=同市=に対する論告求刑が23日、名古屋地裁であり、検察側は懲役1年6カ月を求刑した。判決は29日。

 岸被告は、被告人質問で、動機について「私は捨てられない性格。スーパーで店の人が見つけて、処分してもらおうと思った」と説明。検察側は「動機は短絡的で酌量の余地はない」と指摘し、結審した。

 検察側は冒頭陳述で、岸被告が5月23日、清須市内のスーパー(5月末閉店)の商品棚に賞味期限が2013年のマーガリン4箱を陳列したと指摘。気づかずにマーガリンを買った客への謝罪や商品回収などの対策を、スーパーに余儀なくさせ、業務を妨害したと説明した。