横浜市神奈川区大口通の大口病院で入院中の男性患者が死亡し、司法解剖の結果、死因が中毒死だったことが23日、神奈川県警の調べでわかった。県警は何者かが点滴から異物を体内に入れた殺人事件と断定し、特別捜査本部を神奈川署に設置した。

 捜査1課によると、殺害されたのは横浜市港北区新吉田東3丁目の無職八巻信雄さん(88)。14日から入院していた。20日午前4時過ぎに心拍数が低下していることに女性看護師がアラームで気づき、同日午前4時55分に死亡が確認された。同じ部屋には計6人が入院していたという。

 大口病院はJR横浜線「大口駅」から徒歩3分の住宅街にある。ウェブサイトによると、1954年に特定医療法人財団「慈啓会」が開設。診療科目は内科、小児科、整形外科、リハビリテーション科の四つ。入院患者については、急性期から症状が落ち着いてくる「亜急性期」から、長期にわたって療養が必要な「慢性期」の患者を主に受け入れているといい、病床数は85床。