自動車メーカー「マツダ」の社員寮(広島市南区)で社員の菅野(すがの)恭平さん(19)が殺害された事件で、同じ寮に住む20代の同僚の男が事件に関わった疑いが強まったとして、広島県警は強盗殺人容疑で逮捕状を請求した。23日から事情聴取していた。

 捜査関係者への取材でわかった。男は菅野さんを殺害し、携帯電話と現金を奪った疑いが持たれている。任意の事情聴取に対し、関与をほのめかす供述をしているという。

 県警によると、菅野さんは14日午後3時35分ごろ、同市南区向洋(むかいなだ)大原町の「大原寮」の非常階段2階の踊り場で襲われたとみられ、同4時15分ごろ、頭から血を流して倒れていたのを入寮者が見つけた。頭や顔には殴られたような痕が複数箇所あり、失血死だった。

 その後の捜査で菅野さんとみられる人物が事件当日に金融機関や現金自動出入機(ATM)などで計約百数十万円を引き出していたことが判明。現金と携帯は何者かに持ち去られたとみられている。県警が菅野さんの交友関係を中心に捜査したところ、男が浮上。事情聴取に踏み切っていた。