相模原市緑区の障害者施設「津久井やまゆり園」で46人が殺傷された事件で、神奈川県警は13日、元職員の植松聖(さとし)容疑者(26)=鑑定留置中=について、職員への逮捕致傷などの疑いで追送検し、発表した。容疑を認めているという。県警はこれまでに入所者19人に対する殺人容疑と、24人に対する殺人未遂容疑で送検している。

 県警によると、植松容疑者は昨年7月26日午前2時半ごろ、園内で包丁を持って「騒いだら殺す」などと脅し、職員5人を結束バンドで拘束、うち2人にけがを負わせるなどした疑いがある。職員はもう1人けがをしたが、かすり傷で致傷容疑での立件には至らなかったという。

 職員の中にはPTSD(心的外傷後ストレス障害)と診断され、職場復帰できていない人もおり、「事件の報道を見るだけで心臓がバクバクし、気持ち悪くなる」と話しているという。

 植松容疑者は23日までの予定で精神鑑定を受けていて、横浜地検は刑事責任能力を見極めたうえで起訴するかどうか判断する方針。