大学入試センター試験が14日から始まった。志願者数は昨年より1万2199人多い57万5967人で、試験場は全国の691カ所。15日までの2日間で行われる6教科のうち、初日は地理歴史、公民、国語、外国語の4教科がある。雪の影響による交通網の乱れなどで、一部の試験場では午前9時半の予定だった試験開始時間を繰り下げた。

 センター試験に参加する大学は694校(国立82校、公立86校、私立526校)で、昨年より1校増えて過去最多になった。短大は154校(公立15校、私立139校)で、昨年より3校減った。

 今春、卒業見込みの高校生のうち、同試験への志願者の割合は43・9%で、昨年(43・4%)を上回り、過去最高を更新した。参加する私大の増加などが要因とみられる。志願者の内訳は、現役生が81・9%、浪人生が17・2%、高卒認定試験合格者などが0・9%だった。

 「地理歴史、公民」と「理科(2)」では、2科目受験か1科目かを事前に登録する。当日、科目数の変更はできないが、高校側が変更できると説明していて試験場に遅れたり、勘違いした大学の担当者が誤って控室に誘導したりするトラブルが2013年以降、続出。昨年は計3件あった。大学入試センターは昨年夏、高校、大学双方への説明会で、ミスがないよう求めた。

 雪などによる影響も出た。

 新潟県内での鉄道の運休や遅れにより、長岡技術科学大(長岡市)、新潟経営大(加茂市)、日本歯科大新潟生命歯学部(新潟市)は試験場全体で「地理歴史・公民」の開始時間を60分繰り下げた。新潟大(新潟市)、新潟青陵大(同)、新潟国際情報大(同)、新潟医療福祉大(同)、岐阜大(岐阜市)、福島大(福島市)でも、雪のため到着が遅れた一部の受験生を繰り下げて受験させた。合わせて2千人以上の受験生に影響が出た。

 また、JR北海道によると、旭川発札幌行きの特急が車両の不具合で運休。乗車予定だった受験生7人がタクシー3台で試験場に向かった。電車代は払い戻しせず、タクシー代はJR北が負担したという。

 大分市の日本文理大学では試験中、サッカー場ののり面約40平方メートルが焼ける火事がおきた。同大によると、出火当時、地理歴史・公民の試験が行われていたが、「試験が終わったころにサイレンの音が聞こえた」という試験監督者の証言があるといい、正午時点で受験生からの苦情はないという。

 昨年は、スマートフォンを使用する不正が初めて発覚したのをはじめ、カンニングなどの行為が2日間で計7件あった。不正行為を行うと、すべての教科の成績が無効になる。

 平均点の中間発表は18日、得点調整をするかどうかの発表は20日に予定されている。