米国から「ラッシュ」と呼ばれる危険ドラッグを輸入したとして、医薬品医療機器法違反(指定薬物の輸入)と関税法違反(禁止物の輸入未遂)の罪に問われた元北国新聞取締役の嵯峨元(はじめ)被告(61)に対し、金沢地裁は13日、懲役2年執行猶予3年(求刑懲役2年)の有罪判決を言い渡した。

 判決によると、嵯峨被告は2015年11月、2回にわたって指定薬物の亜硝酸イソブチルを含む液体計約86グラムを航空通常郵便で米国から国内に持ち込んだ。

 田中聖浩裁判官は、違法な危険ドラッグと認識しながら使用による快感で仕事のストレスを発散させるために犯行に及んだと指摘。「犯行の動機、経緯に酌量の余地はない」と述べた。

 嵯峨被告は逮捕された昨年10月19日付で北国新聞取締役を辞任した。判決について北国新聞広報部は「特にコメントはありません」としている。(塩谷耕吾)