日本列島は14日、強い寒気の影響を受け、日本海側を中心に大雪となり、東京の都心でも雪が舞った。気象庁によると、数年に一度の強い寒気が流れ込み、15日にかけて冬型の気圧配置が強まるという。日本海側で大雪や吹雪が続くほか、東日本や西日本の太平洋側でも局地的に大雪になる恐れがあるため、同庁は警戒を呼びかけている。

 長野県栄村の寺「林秀庵」の敷地内では、14日午前8時ごろ、住職の石塚彰雄さん(63)が倒れているのを家族が見つけ、病院に運ばれたが、死亡が確認された。県警飯山署によると、除雪作業中だった石塚さんに、倒れてきた松がぶつかったとみられるという。

 積雪は14日午前11時までに、山形県大蔵村で249センチ、新潟県津南町で155センチを観測。名古屋市でも同日午前9時に2センチの積雪があった。15日朝までの24時間降雪量は多いところで、北陸100センチ▽関東甲信、東海70センチ▽近畿、中国60センチ▽東北50センチ▽北海道40センチ▽四国20センチと予想されている。

 空の便にも影響が出た。新潟空港では滑走路の除雪が追いつかず、14日午前中の発着ができなかった。全日空は午後1時現在、新潟や米子など日本海側の空港発着便を中心に計26便の欠航を決定。日本航空も午後1時現在で新潟空港や秋田空港発着便を中心に計17便の欠航を決めた。このうち大阪(伊丹)から新潟に向かった便など3便が目的地の空港に着陸できず、引き返した。

 東海道新幹線は始発から、名古屋―新大阪間の上下線で速度を落として運転。午前11時15分現在で計56本が10〜21分遅れ、約4万4千人に影響が出た。