フィリピンのドゥテルテ大統領が、10月下旬の訪日を検討していることがわかった。10月25〜27日の日程で最終調整している。実現すれば、大統領就任後初めて。南シナ海で台頭する中国への対応や経済関係の強化などをめぐり、安倍晋三首相と会談する見通しだ。

 両首脳は今月6日、東南アジア諸国連合(ASEAN)関連の首脳会議が開かれたラオスで初会談し、日本側がフィリピンの海上警備能力強化のための大型巡視船2隻の建造費を円借款で供与することを表明している。ただ、南シナ海問題でドゥテルテ氏は中国を刺激することを避けており、中国を牽制(けんせい)したい安倍首相と着地点を模索することになりそうだ。

 フィリピン政府は、日本より先に中国を訪問することも検討しており、日程調整を進めている。(ハノイ=鈴木暁子)