■石破茂・元防衛相

 北朝鮮が潜水艦から核が撃てるようになると、状況は全く変わる。その時に(非核三原則のうち)「持ち込ませず」をどうするかは議論する価値がある。私は防衛庁長官の時、コンドリーザ・ライス(当時の米大統領補佐官)に、核の共有とまでは言わないが、ドイツがやっているような、どういう時に核を使い、使わないかの議論は、アメリカと常にちゃんとしたいと申し上げた。

 「核の傘って本当に差せるの? 破れてないの?」ということも分からず、「傘があるから大丈夫。良かった良かった」と言うのは、国民に対してあまり誠実だと思わない。核を使わない環境は外交努力でつくらなければならないが、全く使わないと言ったら核の傘は意味がない。(BS朝日のテレビ番組収録で)