包括的核実験禁止条約(CTBT)の発効に向けた機運を高めるための「第8回CTBTフレンズ外相会合」が21日、米ニューヨークの国連本部であった。岸田文雄外相も出席し、CTBTの早期署名や批准などを呼びかける共同声明を発表。北朝鮮の核実験も非難し、核兵器と開発計画の放棄を強く求めた。

 CTBTは採択から今秋で20年だが、発効には潜在的な核開発能力を持つ特定44カ国(発効要件国)すべての批准が必要で、中国や米国、北朝鮮などが批准していないなか、発効は見通せない状況だ。一方でこの日、発効要件国ではないものの、ミャンマーとスワジランドが批准書を国連に提出し、批准国は計166カ国となった。

 声明はCTBTが核軍縮と不拡散体制の「核心要素だ」と強調し、ミャンマーなどの批准を歓迎。「今世紀も核実験を続ける唯一の国」である北朝鮮を非難している。