パキスタンで今年に入り、人権活動家の失踪が相次いでいる。地元メディアによると、首都イスラマバードや南部カラチなどで今月4〜7日、大学教授や人権団体代表など計5人が行方不明になった。いずれも集会やブログを通じて、イスラム過激派を批判し、政府・治安機関の治安対策の遅れや工作の疑いを告発していた。ブログの一部は失踪後、閲覧できなくなったという。ただ今のところ過激派から失踪に関して声明は出ていない。

 また南西部バルチスタン州では13日夜、地元紙記者(37)が覆面の男に撃たれて死亡した。米国のNPO「ジャーナリスト保護委員会(CPJ)」によると、パキスタンでは1992年以降、昨年までに記者59人が殺されている。(イスラマバード=乗京真知)