DF犬飼が清水初ゴールで勝利に導いた。後半9分、大前の左CKに空中で競り合い、こぼれ球を拾って右アウトサイドのシュートで決めた。期限付き移籍していたJ2松本では1年半で9得点を挙げたが、清水では公式戦46試合目で待望の一発だった。
 「角度のない位置だったので、あの(シュートの)イメージしか湧かなかった。マークしている選手がそんなに強くなく、ハーフタイムに大前さんから自分に合わせると言われていた」と犬飼。副将としてチームを引っ張ってきたが、7月に左足首を痛めて離脱。悔しさを胸に秘めて臨んだ復帰戦だった。
 正念場を迎えるリーグ戦は、25日に勝ち点4差の2位松本との対戦を控える。天皇杯大分戦は前節18日の水戸戦から先発全員を入れ替えた。さらに先発予定だったGK杉山力が山梨入り後に体調不良を訴え、公式戦出場経験のない高木和が急きょ先発した。高木和は「流れを止めずに松本戦につなげられたことが収穫」とデビュー戦を完封。チームも公式戦6連勝で松本との大一番に弾みをつけた。小林監督は「きょうの勝ちはチームが一丸となっている証拠。いい状態で松本、3位のC大阪(10月2日)と戦える」と手応えを示した。