昨季の磐田は37得点50失点。就任4季目の名波監督が今季、焦点を当てるのは攻撃面だ。「37点は少ない。攻めなければわれわれの魅力は半減する」とチームが目指す攻撃的なサッカーの継続と進化を目指す。
 名波監督は「得失点差0を最低限とし、1点でも多く積み上げれば、Aクラス(9位以内)にいるはず」と見据える。昨季のJ1で年間10位以内のチームは全て、失点数以上の得点を挙げていた。
 昨季は攻撃の要だった小林祐希の海外移籍とけが人続出が響き、後半戦に失速した。反省を踏まえ、センターラインを軸に経験豊富な選手を補強。日本を代表するトップ下の中村俊を中心に、元日本代表FW川又、攻撃参加に定評があるDF高橋らを獲得した。指揮官は攻守で自分たちから仕掛けるスタイルを追求する意向で、「アクションサッカーを浸透させ、既存選手と融合させたい」と話す。
  クラブが契約延長を打診した選手はほぼ残留。若手の有望株でもあるMF松本らが加わり、チーム内競争は昨季以上に活発になりそうだ。名波監督は「期待が持てるチームづくりができる」と自信をのぞかせる。
 入国手続きの都合で来日が遅れているムサエフは19日以降に合流する見通し。

 ■加入選手一言
 ▽MF中村俊(J1横浜M)
 いろいろな期待を感じる。全ては応えられないが、やろうとすることはできる。その準備をしたい。
 
 ▽MF松本(J2大分)
 攻守にハードワークして攻撃のリズムをつくるプレーをしたい。成長できるよう全力で頑張る。
 
 ▽FW川又(J2名古屋)
 たくさん点を取りたい。自分の良さを生かしてもらえるように、まずは信頼を勝ちとりたい。
 
 ▽MF藤川(東福岡高)
 一日でも早く試合に出て、点を決めたい。歴史あるチームに恥じないプレーをしたい。
 
 ▽MF針谷(昌平高)
 持ち味はパスや、ボールを失わないプレー。それを発揮して貢献したい。
 
 ▽GK三浦(J3長野)
 スター選手がたくさんいたチームに入ることができうれしい。一日でも早く力になりたい。
 
 ▽DF高橋(J1神戸)
 後ろから声を出し、体を張ってゴールを守る。失点を少なくできるように日々努力したい。